G430アイアンの飛距性能を中心に、クラブ性能を詳しくをお伝えします
発売当初から月間売り上げランキング1位を何度も獲得し、今なお人気のG430アイアン。
巷ではピンのアイアンは安定感はあるけど、飛ばないといったイメージがある方もいます。
またアベレージゴルファーや初心者の中には、
『実際の飛距離性能は?』『アマチュアだと飛ばないんじゃないの?』といった疑問や不安があるかと思います。
では、そんな疑問にお答えすると、
『飛距離性能はもの凄く優秀!アベレージゴルファーや初心者の方でも飛距離アップできるアイアン』
この記事を読めば上記の理由や以下の内容が分かります!
G430アイアンをご検討中の方は参考になりますので、是非読んでみてくださいね。
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結論の理由
結論の理由として
『通常のロフトアイアンと比較して、プラス10yd~20ydの飛距離データを叩き出した』からです。
【G430の7i計測データ】
Max172yd、Ave159yd
(通常の7i飛距離はMax150yd、Ave145yd前後)
※詳細は計測データの飛距離にて詳細解説します。
ではなぜ飛距離が伸びたのかヘッドテクノロジーを紹介すると、
新ロフト設計と前作よりも約3%薄いフェースによるものでしょう!
◆新たなロフト設計
PING 公式サイトより出典
今作のG430は7iロフト角は29°です。
それに対して前作のロフト角は30°と1度ロフト角が立っています。
このことから、1度の違いで2.5ydほど飛距離が伸びる効果になってます。
また、スタンダードロフトと比較すると約1番手ほどロフト角が立っています!
◆前作よりも約3%薄いフェース
次に、前作より約3%薄いフェースの効果は
フェースが薄くなることで更に弾きが良くなり初速性能の向上につながってます。
PING 公式サイトより出典
計測データ
G430の詳細な計測データをお伝えします
▼平均データ▼
ヘッドスピード | 35.6(m/s) |
ボールスピード | 49.1(m/s) |
スマッシュファクター | 1.38 |
打ち出し角度 | 14.5(°) |
最高到達点 | 23(yd) |
バックスピン | 6088(rpm) |
サイドスピン | 149(rpm) ドロー回転 |
スピン軸の傾き | 1.5(°) 左方向 |
打ち出し方向 | 2.1(°) 右方向 |
センターからのブレ | 4.5(yd) 右方向 |
キャリー | 149(yd) |
総距離 | 159(yd) |
計測データは以上です。
では、上記を踏まえて各データ項目を見ていきます。
飛距離
飛距離の結論はお伝えしている通り、
『飛距離性能はもの凄く優秀!アベレージゴルファーや初心者の方でも飛距離アップできるアイアン』
試打しての印象は
弾いて飛ばして、とにかく真っすぐ飛んで飛距離のロスがない弾道を打てる印象。
また、今まで試打したアイアンの中で飛距離性能は1・2を争う飛距離性能です。
▼飛距離の分布図▼
◆最長飛距離
以上の事から、
アイアンで飛ばしたい・飛距離が欲しい方にはオススメできます。
また、寛容性も高く、腕前に関係なく安定して飛距離を出せるとも感じました!
弾道イメージ(つかまり・直進性)
左右の弾道イメージの結論は、
『つかまりはニュートラルか少しつかまらない、とにかく真っすぐな弾道!』
印象としては、打ち出した方向にそのまま真っすぐ飛んで行くイメージ。
◆試打の分布図
上記のデータを見ても
サイドスピン量が少なく、左右のブレ幅が少ない為、方向性が良いクラブと言えます。
では試打時に出ていた弾道をお伝えします。
▼多く出ていた弾道▼
◆プッシュストレート
◆ストレート
以上の弾道から、
打ち出し方向が安定している方は方向性が安定するでしょう。
しかし、打ち出し方向が散らばってしまう方にはオススメできません。
球の上がりやすさ
球の上がりやすさの結論として、
『下部ヒットでも拾い上げてくれるが、弾道の高さは普通』といった試打結果。
ただし、芯を食った弾道ではしっかりと球を上げてくれます。
アイアンの下目にヒットするゴルファーにはオススメ。
しかし、打ち込んでアイアンの上目に当たるゴルファーには飛距離ロスに繋がるでしょう。
以上の結果から、
弾道の高さでボールを止めるクラブでしょう。
また、ラウンドでも通常の硬さ・速さのグリーンでは問題なくグリーンで止まりました。
打感・打音
打感・打音としては、
打感は少し硬めで弾き感が強く、ボールがコンタクトしたら直ぐに手離れするイメージ。
その為、打感に柔らかさを求める方や操作感を味わいたい方には不向きでしょう。
次に、打音は特に気になる点はなく、キャビティアイアンの普通の打音と感じました。
万人に受け入れられる打音ではないでしょうか。
※以下は打感や打音を確認できる試打動画になります
構えやすさ・デザイン
▼構えやすさ▼
構えやすさとして、
『顔が大きくてミスに強そう』『グースが効いており、つかまえてくれるそう』と感じました。
しかし、その一方で顔が大きすぎて違和感や操作性が感じられない方もいるでしょう。
実際に打ってもミスヒットに強く寛容性は高いですが、つかまりはフェース長が長い分、そこまでつかまりませんでした。
デザイン
バックフェース中央部にあるピュアフレックスが印象的なデザイン。
フェース下部にアンダーラインが引かれており、構えた時にフェースの向きが分かりやすいでしょう。
また、番手の刻印があり、番手の持ち間違えを防止できます。
フェース長が長く重視距離が長い為、寛容性の高さが感じられ、安心感がありますが気になる方もいるでしょう。
ソール部を見ると他社と比較してもバンスがつけられているのが見て分かります。
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総合評価
総合評価:7.8点/10点中
- 飛 距 離 :12点
- つかまり :5点
- 安 定 性 :9点
- 上がりやすさ:9点
- 直 進 性 :11点
- 打感・打音 :6点
- 構えやすさ :6点
- デザイン :7点
試打評価の結果は、
10点中8.1点といった評価です。
『つかまり』『打感・打音』『構えやすさ』は低評価でした。
しかし、『飛距離』『直進性』『安定性』は高評価。
G430はとにかく安定して真っすぐぶっ飛んでくれるクラブ。
しかし、そのメリットと引き換えに、つかまり・打感・構えやすさを犠牲にしたクラブ。
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他クラブとの比較マップ
G430と他クラブとの比較を分かりやすくまとめたマップ
G430と他クラブとの比較結果は、
『マップの中央やや左下の位置で、ややつかまりにくく、やや低弾道』といった結果。
同社で比較すると、i500よりつかまりを良くして高弾道にした印象。
他社で比較すると、タイトリストT200と球の高さは同じでつかまりを良くしたイメージでしょう。
一般ユーザーと口コミまとめ
一般ユーザーの口コミサイトの結論として、
『満足度が高評価』といった結果でした。
全体的な口コミについてですが、
まず、悪い口コミは『バンスが邪魔』『打感が悪い』といった評価ありました。
しかし、良い口コミでは『飛ぶ』『曲がらない』『ミスヒットに強い』といった意見が多い印象。
▼G430 の良い口コミ▼
- シャフト:NS950
- ゴルファータイプ:セミアスリート
- 平均スコア:83~92
- ヘッドスピード:39~42m/s
- 平均飛距離:221~240yd
- 持ち球:フェード
- 弾道高さ:普通
コメント
https://shop.golfdigest.co.jp/newshop/f/dmg_0000684730/reviews
練習もあまりしないので、楽なクラブはないかと調べて買いました 結果、とても満足しています
少しダフッたくらいでは飛距離は落ちず真っ直ぐ飛ぶので助かってます
気になるのは少しヘッドが大きく同伴者にからかわれますが、スコアは勝てますから結果は良好です オススメです
▼G430の悪い口コミ▼
- シャフト:N.S.PRO 850
- ゴルファータイプ:エンジョイ
- 平均スコア:83~92
- ヘッドスピード:39~42m/s
- 平均飛距離:201~220yd
- 持ち球:ドロー
- 弾道高さ:高い
コメント
https://shop.golfdigest.co.jp/newshop/f/dmg_0000684730/reviews
ピンのアイアンはバウンス角が大きいのが特徴なので、それを危惧していたが、矢張りバウンスが邪魔をして練習マットでもラウンド中でもインパクトでダフリ気味になってしまい、しっくり来なかった。
現在使っているキャロウェイX FORGEDSTARでは全くそれが無いので使用は諦めました。
※さらにG430の口コミは以下リンをチェック
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クラブスペック
◆ヘッドスペック
番手 | 4I | 5I | 6I | 7I | 8I | 9I | PW | 45 | 50 | 54 | 58 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロフト角(度) | 19 | 22 | 25.5 | 29 | 33 | 37 | 41 | 45 | 50 | 54 | 58 |
ライ角(度) | 60.5 | 61 | 61.5 | 62 | 62.8 | 63.5 | 64.1 | 64.1 | 64.1 | 64.4 | 64.6 |
バウンス角(度) | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11.5 | 13 | 13 | 13 | 14 | 14 |
標準クラブ長(inch) | 38.88 | 38.25 | 37.63 | 37 | 36.5 | 36 | 35.5 | 35.5 | 35.5 | 35.25 | 35 |
総重量(g)・バランス | 約369・C9(#7・ALTA J CB BLACK・R) / 約404・D0(#7・N.S.PRO 950GH neo・S) |
◆カーボンシャフト
◆スチールシャフト
※PING公式サイトより出典
◆シャフトスペック表
シャフト名 | FUJIKURA SPEEDER NX 35 | FUJIKURA SPEEDER NX 45 | ALTA J CB BLACK | PING TOUR 2.0 CHROME I | AWT 2.0 LITE | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
素材 | カーボン | カーボン | カーボン | カーボン | スチール | ||||
フレックス | ー | ー | R | SR | S | S | R | SR | S |
重量(g) | 38 | 41 | 54 | 64 | 74 | 77 | 87 | 93 | 98 |
トルク(度) | 4.7 | 4.3 | 4.8 | 4.5 | 3.2 | 2.7 | 1.9 | 1.8 | 1.6 |
キックポイント | 先 | 先中 | 先 | 中先 | 中 | 中元 | 中先 | 中 |
シャフト名 | N.S.PRO 750GH neo | N.S.PRO 850GH neo | N.S.PRO 950GH neo | N.S.PRO MODUS³ TOUR 105 | N.S.PRO MODUS³ TOUR 115 | DG EX TOUR ISSUE |
---|---|---|---|---|---|---|
素材 | スチール | スチール | スチール | スチール | スチール | スチール |
フレックス | S | S | S | S | S | S200 |
重量(g) | 78 | 88 | 98 | 106.5 | 118.5 | 131 |
トルク(度) | 2.3 | 2.0 | 1.7 | 1.7 | 1.6 | – |
キックポイント | 先 | 中 | 中 | 元 | 元 | 元 |
※更に詳細をチェックしたい方はPING公式サイトをチェック
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では最後にG430アイアンをオススメする人・しない人をお伝えします。
G430の主なターゲットとしてはアベレージゴルファーや初級者といった方に向けたクラブ。
その為、小ぶりなアイアンを使用している上級者の方が使用すると、球がつかまらない事も起こるでしょう。
しかし、このアイアンが合う方には強力な味方になります。
もし、G430アイアンを検討中の方はぜひ手に取ってみる事をオススメします!
最後に、同社のiシリーズアイアンの詳細解説記事もあるので、併せて読んでいただけると嬉しいです。
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ピン i500アイアンは飛ばない?!試打レポートで徹底解説!
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