ZX5とZX7を試打計測し比較した情報をお伝えします
今回は上記の様な方に向けた『ZX5mkⅡアイアンとZX7mkⅡアイアンの違いについて』の試打・レビュー記事になります。
スリクソンのZXmkⅡシリーズは大人気ですが、
「ZX5とZX7は何が違う?」「詳細の違いがわからない!」と感じてる人は少なくないのではないでしょうか?
そこで、両モデルを計測試打した筆者による、読者の皆さんの参考になる様なレビューをお伝えします。
ZXmkⅡシリーズに興味がある方はクラブ選びの参考になりますので、是非読んでみてくださいね。
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ZX5mkⅡとZX7mkⅡの違いの結論
▼前提条件▼
ZXシリーズはエントリーモデルと違い、アスリート志向のモデルといったことをご承知おきください。
※ZX5mkⅡとZX7mkⅡを以降はZX5とZX7で表記
スリクソンZX5とZX7の違いについて結論からお伝えすると、
『やさしさのZX5!操作性のZX7!』といった内容になっています。
ZX5は『トータルバランスに優れたZX5史上最高飛距離のクラブ!』
基本性能は『飛ぶ』『曲がりにくい』『ミスヒットに強い』といったやさしさ重視。
ターゲット層としては100台~70台くらいの幅広いレベルで使用可能でしょう。
ZX7は『操作性に優れた打感最高のクラブ!』
基本性能は『操作しやすい』『打感が柔らかい』『スピンが入り球が上がる』といった上級者向き。
ターゲット層は80台~70台くらいの中級者以上で、ZX5と比較すると扱う人のレベルを選ぶでしょう。
以上の事から、スリクソンZX5とZX7をオススメする人しない人は以下の様になります。
以上の様に、ZXシリーズを検討中の方は、違いや性能を知った上でクラブ選びする事をオススメします。
評価結果
ZX5とZX7の評価結果についてご紹介します
▼ZX5▼
総合評価:8.4点
- 飛距離:9点
- つかまり:7点
- 安定性:9点
- 上がりやすさ:8点
- 直進性:8点
- 打感・打音:9点
- 構えやすさ:8点
- デザイン:9点
▼ZX7▼
総合評価:8点
- 飛距離:8点
- つかまり:6点
- 安定性:7点
- 上がりやすさ:8点
- 直進性:7点
- 打感・打音:10点
- 構えやすさ:9点
- デザイン:9点
ZX5の総合評価の結果は、10点中8.4点といった評価です。
ZX7の総合評価の結果は、10点中8点といった評価です。
以上の様に、両方モデルとも完成度の高いクラブといった評価。
特に印象に残った点は以下になります。
ZX5は思った通りの弾道を安定して打ちやすい点!
曲がり幅も緩やかに曲がってくれるので、安心してスイングできると率直に感じました。
ZX7はとにかく打感が柔らかい点!
芯を食って思うような弾道を打てた時は、ボールを操作する楽しさを味わえます。
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ZX5mkⅡとZX7mkⅡの計測データ
次にZX5とZX7の計測データをお伝えします
▼ZX5試打分布図▼
▼ZX5平均データ▼
ヘッドスピード | 34.8(m/s) |
ボールスピード | 46.3(m/s) |
スマッシュファクター | 1.38 |
打ち出し角度 | 19.3(°) |
最高到達点 | 24(yd) |
バックスピン | 5493(rpm) |
サイドスピン | 470(rpm) ドロー回転 |
スピン軸の傾き | 5.7(°) 左方向 |
打ち出し方向 | 3.8(°) 右方向 |
センターからのブレ | 4(yd) 右方向 |
キャリー | 141(yd) |
総距離 | 150(yd) |
▼ZX7試打分布図▼
▼ZX7平均データ▼
ヘッドスピード | 34.7(m/s) |
ボールスピード | 45.7(m/s) |
スマッシュファクター | 1.4 |
打ち出し角度 | 18(°) |
最高到達点 | 24(yd) |
バックスピン | 6099(rpm) |
サイドスピン | 541(rpm) ドロー回転 |
スピン軸の傾き | 4.9(°) 左方向 |
打ち出し方向 | 4(°) 右方向 |
センターからのブレ | 5(yd) 左方向 |
キャリー | 140(yd) |
総距離 | 148(yd) |
計測データは以上です。
ZX5平均ヘッドスピードは34.8m/s・ボールスピードは46.3m/sで、スマッシュファクター(ミート率)は1.38でした。
ZX7平均ヘッドスピードは34.7m/s・ボールスピードは45.7m/sで、スマッシュファクター(ミート率)は1.4でした。
では、続いて各データ項目を見ていきます。
飛距離
◆最長飛距離
ZX5
ZX7
※レジボール補正なし
コースボールであれば計測結果より約10%程度飛距離が伸びるとされています。
飛距離の結論として、
『ZX5の方がZX7より5ydくらい飛ぶでしょう!』
ZX5は平均バックスピン量が5500回転でスピン量低めで、飛距離優秀なクラブ。
ZX7は平均バックスピン量が6099回転でZX5と比べるとスピン量が多めで、飛距離は劣ります。
では、飛距離の結果を見てみましょう。
以上の結果から
平均は両モデルを比較して飛距離性能は良い結果、ただし一発の飛びはZX5に軍配が上がりました。
弾道イメージ(つかまり・直進性)
弾道イメージの結論として比較した結果は、
『直進性能が良いZX5。操作性能が良いZX7』といった結果でした。
また、つかまりが良いのはZX5で、ZX7はつかまりが抑えられています。
しかし、どちらのモデルも方向性はニュートラルよりに設計されているでしょう。
その為、方向をクラブで補ってほしいスライサーやフッカーには不向きでしょう。
▼ZX5で試打時多かった弾道:ドロー▼
▼ZX7で多かった弾道:プッシュストレート▼
上記の通り、
ZX5の方が曲がり幅が少なく、安定したドローやフェードを打ちやすいでしょう!
ZX7はつかまりが抑えらており、同様に打つとすっぽ抜けた球が出る結果でした。
球の上がりやすさ
球の上がりやすさの結果として、
『ZX5は少し強弾道気味。ZX7はふわっと球が上がりやすい』といった結論。
このことから、バックスピン量が少ないZX5の方が風に流されにくく飛距離が出ます。
しかし、ZX7はバックスピンが入りやすい為、硬くて速いグリーンに対応しやすいでしょう!
では、球の上がりやすさですが、指標となる『打ち出し角度』『最高到達点』『バックスピン量』を見てみましょう。
※ドロー回転が多い為、回転数が抑え気味な数値になっていることをご承知おきください。
上記の結果から、
ZX5は速くて硬いグリーンでは止まらない可能性があります。
また、ZX7はスピン量が多い為、風に影響を受けやすいでしょう。
打感・打音
打感・打音の結論としては、
『ZX7の方が打感・打音ともに柔らかい』といった結果でした。
ただし、ZX5も素晴らしく、両者とも試打していてもっと打ちたくなるような打感・打音でしょう。
◆打感
両者とも芯を食うと球をつぶした柔らかい打感を味わえます。
また、ZX7の方がより柔らかい印象。
◆打音
打音はどちらも少し甲高い音がする打音で、ZX5の方が打音は大きく感じるでしょう!
ZX7は打音についてもZX5より甲高さが和らいでいるように印象を受けます。
\打感・打音は以下の動画から確認/
◆ZX5
◆ZX7
構えやすさ
▼ZX5▼
▼ZX7▼
上から見た構えた見え方はこの様な感じ。
ZX5とZX7を比較すると、
トップブレードの厚みや全体の大きさはZX5の方が大きめ、ZX7は小さめに設計されています。
構えてみても、各モデルでターゲット層が違うのが見て取れるでしょう。
▼ZX5▼
▼ZX7▼
ボールを置いた時の構えた感じはこの様な見え方。
こちらでもヘッドをいた時の安心感があるのはZX5。操作性が良く感じるのはZX7と分かります。
実際の打ち出した弾道も構えた通りで、ご自身のニーズに合ったクラブを選ぶと良いでしょう!
デザイン
▼ZX5▼
▼ZX7▼
ZX5・ZX7のデザインは、どちらも洗練されたシンプルデザインでかっこいいでしょう!
また、一般ユーザーやインフルエンサーからもデザインについて、概ね好評な印象を受けます。
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クラブ情報
続いてヘッド・シャフトのクラブ情報をお伝えします
ZX5とZX7を比較した結論は、
ZX5はスリクソン史上最速のボールスピード。
ZX7はスリクソン史上最高の打感。
▼ヘッドテクノロジー▼
◆ZX5
■MAINFRAME MkⅡ
さらなるボールスピードを追求し、 進化した革新のテクノロジー
さらに進化した「MAINFRAME Mk II」が驚異的なボールスピードを生み出し、大きな飛距離と正確性を実現。
■スピードグルーブ
※ダンロップ公式サイトより出典
スリクソン史上最速のボールスピード
フェース周辺部に配した溝「スピードグルーブ」と最適なフェース肉厚設計により、
フェースのたわみがさらに大きくなり反発性能が向上。
◆ZX7
■PUREFRAME
※ダンロップ公式サイトより出典
ツアープロが認める スリクソン史上最高の打感
ツアープロによる高次元の要求と最新テクノロジーから生まれた絶妙なフィーリング。
キャビティ部を80%厚肉化することでソフトで吸い付くような打感を実現。
プロ・上級者の打点位置の厚肉化により、インパクト時におけるしっかりとしたフィーリングも実現。
▼シャフトバリエーション▼
ZX5とZX7を比較すると、
ZX5は重量や調子などを見るとやさしさを重視されたラインナップ。
ZX7はZX5と比べると重量や調子もアスリートよりのラインナップになってます。
◆ZX5
Diamana ZX-II for IRON カーボンシャフト
N.S.PRO MODUS3 TOUR105 DST スチールシャフト
N.S.PRO 950GH neo DST スチールシャフト
※①R、②R、③Rは特注生産となります。
※重さは#5の装着重量です。
◆ZX7
ダイナミックゴールド DST シャフト
N.S.PRO MODUS3 TOUR120 スチールシャフト
N.S.PRO MODUS3 TOUR105 DST スチールシャフト
※①X100、②X、③Rは特注生産となります。
※重さは#5の装着重量です。
▼ヘッドスペック▼
◆ZX5
各項目の解説は「アイアンの各部名称」をご覧ください。
- レフトハンドモデルあり(対象番手 ①③S:#5〜9、PW)
- リアルロフト表示
- MADE IN JAPAN
- 新溝ルール適合モデル
※リーディング側面のバンス角を記載しています。
◆ZX7
各項目の解説は「アイアンの各部名称」をご覧ください。
- レフトハンドモデルあり(対象番手 ①S200:#5〜9、PW)
- リアルロフト表示
- MADE IN JAPAN
- 新溝ルール適合モデル
※リーディング側面のバンス角を記載しています。
※#3は特注生産
ユーザーの口コミ
口コミの結論として
『ZX5・ZX7の両者ともトータルバランスが良く、高評価が多い印象』
ZX5で口コミが多かった内容は『飛距離が伸びる』『方向性が良い』『抜けが良い』と良い口コミが多い印象。
その一方で、『直進性が低い』『ブレードが厚い』といった悪い口コミもありました。
次にZX7の口コミで多かった内容は『打感が最高』『操作性が良い』『顔が綺麗』といった口コミ。
しかし、悪い口コミも『前作と変わらない』『ヘッドが小さく安心感がない』などの口コミもありました。
▼ZX5の良い口コミ▼
- シャフト:N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 DST
- シャフトフレックス:S
- ゴルファータイプ:エンジョイ
- 平均スコア:93~100
- ヘッドスピード:43~46m/s
- 平均飛距離:221~240yd
- 持ち球:ドロー
- 弾道高さ:高い
コメント
https://shop.golfdigest.co.jp/newshop/f/dmg_0000684915/reviews?p=2
■全体的な感想 5年前に買ったスリクソンのZアイアンとバランス的には変わらない感じでしたが、振り抜けと打感が素晴らしく、打ち易さが増した感じです。
■デザイン 顔が小ぶりでシャープなので、何となく上級者になったような錯覚もありますが、打ち易さは変わりませんね。
■飛距離 先調子のシャフトも合っているのか、5ヤード程は飛んでいるような感じです。(暖かくなってきたからかな?)
■打感 スイートスポットに当たった時の手の感触や音もとても心地よいですね。
■方向性 コースに出ても、いつもより方向性は良かったですよ。
■弾道高さ 私は高い方なのですが、より高い弾道で打って行ける感じがします。
▼ZX7の良い口コミ▼
- 平均スコア:90~99
- ヘッドスピード:40~45m/s
- ロフト角:「32度(#7I)」
- シャフト:「ダイナミックゴールド120」
- シャフト硬度:「S200」
コメント
https://mycaddie.jp/product/11993?c=review#8c808e73-b52a-460d-ac54-ea548b232e02
とにかく打感が良いです。トップしたらさすがに手が痛いですがインパクト時に手に伝わる反動が少なく素晴らしいです。
ヘッドスピードが40m/s未満だと厳しいと思いますが、ある程度速ければ高い弾道が出るし、左右に曲げたい時の操作性が抜群です。
デザイン・性能とも私にとっては文句なしのアイアンです。
▼ZX5の悪い口コミ▼
- シャフト:モーダス105DST
- シャフトフレックス:S
- ゴルファータイプ:セミアスリート
- 平均スコア:93~100
- ヘッドスピード:43~46m/s
- 平均飛距離:221~240yd
- 持ち球:フェード
- 弾道高さ:普通
コメント
https://shop.golfdigest.co.jp/newshop/f/dmg_0000684915/reviews?p=2
■全体的な感想 評価が高かったので、トライショットしてみましたが、操作性が高い?個人的には直進性を期待していましたので…。
■デザイン 良い顔
■飛距離 普通
■打感 フォージドの割に、固く感じる
■方向性 操作性の方が高いです
■弾道高さ 普通
▼ZX7の悪い口コミ▼
- シャフト「ダイナミックゴールド DST」
- 平均スコア:85~89
- ヘッドスピード:41~45m/s
コメント
https://mycaddie.jp/product/11993?c=review#8c808e73-b52a-460d-ac54-ea548b232e02
スリクソンのアイアンだけに打感・飛距離・打ち易さのトータルバランスはとても良いが、前作ZX7から良くなった点が良く分からない。今回は少しグースも入ってるので構えた顔は前作のが好きです。ここ数年軟鉄の地クラブアイアンをメインに使ってたので感覚マヒってるかもです。コスパは大幅にアップしていますのでその辺りは一考ですね。
※さらにZX5の口コミを見たい方は以下リンクをチェック
※さらにZX7の口コミを見たい方は以下リンクをチェック
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回の記事は『ZX5mkⅡとZX7mkⅡアイアンの違いについて』の試打レビュー記事でした。
ZX5はその性能の高さやデザインから初・中級者に支持され今でも人気のアイアンです。
また、ZX7はセレクトショップしか購入できない点がありますが、中・上級者に根強く支持されています。
そんな人気・実力を兼ね備えたZXシリーズアイアンを手にしみては如何でしょうか。
この記事が皆様のアイアン選びの一助になれば幸いです。
以上、ありがとうございましたー!
\さらなるボールスピードを追求し、 進化した革新のテクノロジーZX5mkⅡ!/
◆シャフト:NS PRO 950 GH neo DST
◆シャフト:ダイナミックゴールド105
◆シャフト:Diamana ZX-Ⅱ for Iron
◆シャフト:NS PRO MODUS3 TOUR 105
\ツアープロが認める スリクソン史上最高の打感ZX7 mk2!/
コメント